そこまで笑う事はない

「そこまで笑う事はないだろ、弘明」

「いや、悪い、わるい。若い頃は互いに酔ってはそこら辺で寝ていたよな、道端とか花壇の縁とか。うーん、懐かしい。それにしてもお前、棺おけに片足突っ込んだな。まぁ、女とどんな約束をしたのか、あの店に行って確かめる事だな」

 くそっ、こうなったら、やはりフルーツリュージュに行くしかないか。ひとりで行くか? いや弘明も誘うか、その方が無難な気がする。それにしても弘明のやつ、いつも以上にいたずらっ気を出すな。どんなつもりだ。

「弘明、分かった。今晩もう一度あの店に行ってみる事にするよ。当然、一緒に来るだろ。なぁ」

「わし? 駄目だよ、明日は新規の現場だし。お前みたいに従業員を雇っている訳ではないから、一から十まで全部自分でこなさないといけないし」

「そう言わずにさ。そうだ、俺が全部持つからさ。頼む一緒に行こう」

「お前のおごりか、それだったら行ってもいいぜ。それじゃいつもの店で待ってるから」

 キャー、やっぱり来てくれたのね。と驚きを含んだ声で加奈子は言った。ちょうどひげを伸ばした中年親父の相手をしていて、その男に何事かを伝えて立ち上がったところだった。

 微かに記憶に残る彼女の姿と、目の前にいる加奈子とを比べてみる。肩まで伸びた茶髪に記憶がある。丸みを帯びたあごの線が女性らしさをかもし出している。

 俺から見ると、彼女の顔がやや下に来るから、身長は百七十センチくらいか? いやヒールの存在を忘れてはいけない。たぶん百六十センチくらいだろう。

加奈子は俺を店の奥に

関連サイトの紹介

 私が運営しているサイトや、知人が運営しているサイトの紹介です。様々な人が個々の思いで作成されたホームページですので、どれも思い入れが強い内容となっています。もちろん内容が良いか悪いか、という判断は閲覧される方が判断するもので、作成側が意見を言う必要はまったくないのですが、暇な時で構いませんので訪れてみてください。

最後のご挨拶

 私のような拙い人物が書いた小説を最後までお読み頂き、ありがとう御座いました。小説を書き出したのはパソコンを買って「自分には何ができるだろうか?」と考えた時からで、既に10年以上前の話となっています。いま思い起こすとよくもまぁ、こんな文章力で威張っていたものだ、と少々恥ずかしくなりますが、自分自身で読み返すと、結構面白い話に仕上がっていると思います。それではどちら様も今後共々宜しくお願いします。

勝手に引用、盗用しないで下さい。著作権は私が握っています…なんて誰も盗る人はいないよね!!
―― END of This page.And Copyright Takumushobou. Since 2004 All Rights Reserved――

拓夢書房のロゴマーク 健康茶vsメールの女-HOME